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【DTMテクニック講座】第1弾!イコライザー処理 ~楽器編~

こんにちは。

島村楽器大宮店DTMコーナー担当の桑沢(くわさわ)です。

 

皆様の楽曲制作に生かしていただくべく、いくつかテクニックをご紹介していきたいと思います。

第1弾はイコライザー処理 ~楽器編~』です。

 

 

イコライザーとは?

ギターやベースなどをやっていらっしゃる方には馴染みがあるかと思います。

イコライザーとは、「高音、中音、低音を整えたり、それぞれを聞きやすくしたり強調させたりすること」だと思うとわかりやすいと思います。

実際は難しい言葉を使っての説明が多いですが、イコライザーと言われたらこれを思い出してください。

 

なぜイコライザー処理をするのか?

イコライザー処理をする理由は・・・

①その楽器の音を聞きやすくするため

②他の楽器の邪魔をしないようにするため

③その楽器の特徴を生かすため

 

簡潔に言いますと、

「高音楽器は高音がしっかりと聞こえるように」

「低音楽器は低音がしっかりと聞こえるように」

です。

 

ではここから先は具体的なお話をしていきたいと思います。

ここから先のテクニックはあくまでも基本的な処理になりますので、

皆様の音の好みや音楽ジャンルによっては処理方法が多少異なってくることもあります。

 

 

ベースやキックなどの低音域

どの音域帯の楽器でも言えることなのですが、ベースやキックなどの低音楽器の音の成分のなかには少なからず、中音や高音の成分が入っています。

 

こちらの写真をご覧下さい。

2枚の写真の上がキック、下がベースの音の波形です。

キックの成分

ベースの成分

キック、ベース共に中、高音域の成分がやはり入っています(むしろベースには高音域の成分の方が多いですね笑)。

ちなみにこれの見方は、左側が低音で真ん中が中音、右側が高音です。

 

この高音域の成分が、のちに音を重ねていく楽器(ハイハットやベルなど)の音を聞こえにくくさせてしまいます。

他の楽器が聞こえにくくならないようにいらない部分をカットしてあげます。

 

この様な感じです。

画像

高音域だけでなく低音域も少しカットしました。

理由は・・・カットした部分は人間の耳では聞こえない周波数だからです。

この人間の耳に聞こえない周波数帯が後にやっかいな部分になり、収集つかなくなることがあるからです。

イメージは38Hzより低い音をカットしてあげて下さい。

 

また、キックとベースは音域帯が非常に近いので、音を分離してあげるとそれぞれの音が聞こえやすくなります。

ベースの場合はちょっと大胆に70Hzよりも低い音をカットしてあげましょう。

これでキックとベースの分離ができます。

 

 

オルガン、ストリングスなどの中音域

中音域は基本的にイコライザー処理はしなくて大丈夫です。

中音域楽器には低音成分も高音成分も両方入っていますが、どちらも音を形成する上では大切な要素なので、変にいじってしまうと音色が変わってしまうこともあるので、基本はそのまま使用していただいて大丈夫です。

 

 

ここでワンポイントアドバイス

イコライザー処理でいらない音域帯のカットをご紹介してきていますが、イコライザー処理はカットだけではありません。

 

それぞれの楽器特有の音域帯を引っ張ってあげることで、ボリュームを上げることなく音がしっかりと聞こえてきます。

こんな感じです。

画像

ストリングス音源です。

少し重ためな感じにしたかったので、低音を引っ張ってあげました。

引っ張り具合は音を聞きながら調節してみて下さい。

作りたい音のイメージにより引っ張ってあげるポイントは変わりますので、色々試してみて下さい。

 

ベルやハイハットなどの高音域

高音域も中、低音の成分を含んでいます。

やることはキックやベースの処理の仕方と発想は同じになります。

こちらです。

画像

私が良く使うベル音色です。

低音成分もあったので低音は大胆にカットし、アタック感のある少し鋭い感じの音にしたかったので、高音域を引っ張りました。

 

今回紹介したのは、あくまでも一例です。

今回紹介した方法が全てではありません。

DTMに正解不正解はないので、色々なことを試してみて下さい。

 

 

次回はイコライザー処理 ~ボーカル編~

次回はボーカルのイコライザー処理を行います。

ギターやベースなどと違い、ボーカルは音圧の低いです。

音圧が低いということは、他の楽器に埋もれてしまうかもしれないということです。

埋もれないようにするためにも、イコライザー処理をしましょう。

 

お楽しみに!

 

 

 

 

 

 

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